修理の質について

今回の記事では当店の修理事例と

修理や加工に関する私どもの考えについて書かせて頂きます。

 

左の写真、

京都の方様よりネックレス切れの修理をご依頼頂きましたのでご紹介させて頂きます。


こちらのネックレスは修理を他店で断られてしまい、

当店にご依頼頂いた物です。

 

 

断られてしまった理由は分かりませんが

元の状態に戻すには多くの工程が必要となります。

 

突き詰めると専門的な内容になってしまいますので簡単に紹介しますと、

 

まず、お互いの接合箇所の石を外します。

 

 

他の箇所で繋ぎに使われているものと同じように石座と石座を繋げる橋のようなものを作ります。

それを石座の内側から留めます。

この橋で繋いだあと、

それぞれ外した石を留め直し完了です。

 

 

 

 

裏から見たもの

 

 

 

 


お客様にとっては直し方はあまり重要ではありません。

もとに戻すことが重要です。

今回工程を紹介させて頂いたのは直し方もざまざまであるからです。

 

別の方法でも問題がなければいいのですが

よくない方法もあります。

 

最も悪い例として

接着剤をつかってつなげる方法です。

すぐに同じところが切れてしまうと思います。

 

また、ハンダ着けもおすすめしません。

 

ロー着けで直接つけるという方法も考えられますが

石の変色を考慮すると外さなくてはいけない石数は増えますし、

このタイプのネックレスをロー付けで固定してしまいますと

負荷を逃がすことができず折れやすいです。

 

といった具合に修理する場所によっても方法が違う可能性もあります。

実際、他店で上記のような方法で修理させたものが再度壊れてしまい、

私どもにご相談頂いたこともございます。

 

この製品は真鍮にシルバーのメッキを施した

ガラス製品でしたので新しく購入させた方が安くつく場合もございます。

 

また、長期使用を想定した素材ではないので

一度切れたという事は違う場所も時と共に老朽化し、切れやすくなっています。

すぐに修理した箇所とは別の箇所が壊れてしまうこともあるかもしれません。

 

そういったことも踏まえ、お断りさせるところも多いかと思います。

 

ただ、修理にお持ち頂くアクセサリーやジュエリーの価値基準は

その人だけのものですので

修理をご依頼頂ければベストな状態にもどすべきだと我々は思いますし、

出来る限りご要望があればお受けしております。

 

同じように他店でお断りされたもので

どうしても修理がしたいなどのご要望ございましたら、

一度、お気軽にご相談くださいませ。

 

今後、起こりうるリスクや買い替えた方がコストがかからないのか

なども含め、出来る範囲でお答えさせて頂いております。

 

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コメント: 2
  • #1

    Karey Stribling (火曜日, 24 1月 2017 17:28)


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  • #2

    齋藤宝石 (火曜日, 24 1月 2017 18:52)

    Karey Stribling 様

    Thank you very much !
    御褒め頂きまして誠にありがとうございます。
    今後もこのような記事を書かせて頂きたく
    予定ですので、
    その際は拝見して頂ければと思います。




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